自分を縛るもの

takechyoがサラリーマンだった頃
何人か親しくする仲間がいました。
その中でも、会社で一番長いこと籍を置く
お姉さまがいました。

彼女は経理担当のMさんといいます。
いつもニコニコ笑顔を絶やさない
誰にでも平等に優しく、しかも美人さんです。

普段お仕事をしている時は
とてもテキパキとしていて、誰よりも仕事をこなし
自分も多忙なのに、仲間のフォローをするほど
面倒見も良いです。

それでいて高飛車に出ることは決してなく
むしろ、その天然ぶりで周囲を和ませるような
会う人みんなをファンにするような人です。

 

そんな彼女にも陰の部分があり
隠しながら体の不調をいなす姿は
見ていて大変痛々しかったです。

なぜtakechyoがそんな彼女の
裏の姿を知っているかというと
一定の時間を過ぎると、彼女はいつも
トイレへ駆け込むのです。
まぁ女性ですから詮索はしませんが

ある時、ゲッソリした顔で出てきた時に
たまたまtakechyoが通りすがり捕まったのですw
そして始まる身の上相談…というよりも
現状報告でした。

昔から何故かtakechyoは
いろんな人から話を聞かされる性分なのです。

で、彼女を苦しめている原因は
セクハラと仕事が終わらないという
強迫観念でした。

それ以来、しょっちゅう
現状報告と相談を受けるように
なってしまったのですが…

セクハラについては
対応する社内委員会があったのと
直接上司へ直談判したのがキッカケで
解決をしてはいたのですが、それまでに受けた
後遺症のような精神的ダメージが
彼女を未だに苦しめていて、数時間おきに
嘔吐の気をもよおしているのでした。

一人で数百件も顧客管理を任されていて
さらに社保関係の管理も任されていたので
まさに仕事に忙殺されてました。
それでも弱音を吐かない彼女に、周りは何故か
安心しきっていました。

傍から見ていて、恐ろしいとも思える
膨大な業務量をこなしているのに、周りは
助けようともしません。
「彼女は大丈夫」「Mさんは強いから!」
「Mさんの仕事は難しいですから…」
何故かそんな見方をされていたのです。

人の事知らんで、よくもまぁノンキに
o(`ω´*)oプンスカプンスカ!!

 

そんなMさんも一度は退職を決意し
しばらく休んでから、「もっと楽な仕事をしよう」と
去って行きました。

 

しかし、それもつかの間…
半年後にはカムバックするという荒業に出たのです!
Σ(゜Д゜|||)エエエエッ!?

 

理解不能でした。
何故彼女はそこまでして、この会社にこだわるのか?
むしろそっちに興味があったので
無理やりお茶に誘って拉致り、事情を聞いたのです。

 

強引なやり口に文句を言われながらも
会社から離れられてホッとしたような表情で
黒糖あんみつ抹茶パフェを頬張るMさん。
単刀直入に理由を問いただしました。

 

私「ねぇ、何でこんな会社に戻ってきたの?」って

そしたら彼女、

M「うーん、楽しいし働いている気がするから」

私:はぁ~~~~~????(しかめっ面で)
M「いないと困りそうだし、頼まれたし、体も良くなってきたから大丈夫だと思う!」

私「( ゚д゚)ポカーン・・・・」
もはや何も言いますまい。

彼女は体を壊し、出社すら苦痛を感じている会社に
わざわざ自ら進んで戻ってくる理由はありませんでした。

Mっ気ともいえる、その精神状態に、
もはや「自分がどうするべきか?」
考える余裕も知恵も意識もその頃には無かったのです。

会社としてはベテラン復帰でしてやったり!
一方、Mさんはまた通院しがら苦い薬を飲みつつ
騙し騙し、辛い毎日を繰り返し過ごすことに
なったのです。

久しぶりに「人を変えることは難し」を
痛感しましたね。

彼女は早くに結婚していて、旦那さんは
割と大手に勤めているので、絶対に無理しなくてはいけない
理由は無いはずです。
(知らないだけで理由があるとも限りませんが…)
しかし体を壊して「もぅ嫌だ」と逃げ出したのに
自分をそこへ縛り付けるものは、固定概念しかないと
思うのです。

自分があるべき姿がわからず、
求められるから演じなくてはならない
体調は悪いけど、まだまだ頑張れる!っと
無理やり納得してぶっ倒れるまでやり続ける。
それが彼女でした。

takecyoは常々
柔軟に思考を変化させ、臨機応変に物事を捉え
なるべく自分が損をしないよう、悪い影響を受けないよう
他を利用する方策が無いか考えるようにしています。

一見、ずる賢い怠け者にも思われますが
決して譲れないものではないから、柔軟に
対応するべきなんだと思います。

「決して譲れないもの」って
そんなに多くはありませんよね?

特に団塊世代と違って、
私たちが生きている社会は
頑張れば見返りがある世の中ではありません。
「譲れないもの」と勘違いして守ろうとする…
自分の固定概念が本当に大事なものを蝕んでも
周りは誰も助けてくれないです。
そして周りはそれを見て見ぬふりしています。

現世は世知辛いのです。

さんを見てると
頑張り所の方向性が違って見えて
放っとけなかったですが、自ら気がつかなくては
変えようが無いです。

せめてこのブログを見てくれたあなたが
柔軟な思考をし、自分を大切にできる人であるよう
願います。

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